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ホイールに関する基本知識
構造
1ピース構造
リムとディスクを一体形成しているため、強度が高くデザイン面での自由度が高い。量産に向くため、コストも安く市場ではもっとも多くの種類が出回っている主流構造。デメリットは、他の構造に比べ重くなってしまう事。
2ピース構造
リムとディスクを別々に成型、その後溶接やピアスボルトでつないだ構造。リム、ディスクそれぞれの設計を行えることから軽量化を計りやすい。又、デザインもディスクのみなので、自由度も有り。1ピースより軽く設計できる幅をもつ。
3ピース構造
2ピースのリムをインナーとアウターに分けて成型し接続するもの。2ピース以上の専用設計が可能でより軽く仕上げる事が可能。走行性能を徹底的に追求しメーカによっては数ミリ単位のオフセットを可能とする。2ピース以上にコストがかかるため市場への種数は少ない。
製造工程
※ENKEI Webサイトより
製造方法
鋳造(ちゅうぞう)
型に溶けたアルミ合金を流し込む方法で量産に適しており、コストも低い。デザインの自由度も高いが金属密度が低く、強度は鍛造よりも低い。
鍛造(たんぞう)
アルミ合金のかたまりをプレス機にかけ、数千トンの圧力を加え成型する方法。デザインやコスト面での制約があるが、圧縮によって金属密度が高く強度が高い。
各部名称
@リム幅
Aリム径
BP.C.D(ボルト穴ピッチ円直径)
Cハブ穴直径
Dハブ取り付け面直径
Eリム幅
Fビードシート
Gバンブ
Hウエル
Iボルト穴直径
Jオフセット
Kハブ取付け面
Lデザイン面
Mバルブ穴
サイズ表記
例
16×8J (+37) 5 - 100.0
A × @ (+J) ○ - B
16×8J
「16」は、ホイールの外径(インチ)
「8J」の「8」は、リム幅でタイヤがはまる部分の幅(インチ) 。市場の基本は0.5インチ刻み。Jはフランジ形状。
+37
オフセットがプラス37mmという意味。ホイールの取り付け面からどれぐらいオフセット(間隔)があるかを示す。+(プラス)が外側、−(マイナス)が内側へ。
5
ボルトの穴数
100.0
ハブボルトの穴を結ぶ円の直径を示し、PCD「Pich Circle Diameter」と表記される。単位はmm。
インチ・ミリ計算
インチ
インチ × 25.4 ⇒
ミリ
ミリ
ミリ × 0.04 ⇒
インチ
※Javaをオンにて動作。入力しカーソルを移動した際に自動計算されます。
参考
8J ⇒2.54× 8 = 20.32cm
9J ⇒2.54× 9 = 22.86cm
10J ⇒2.54×10 = 25.40cm
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